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2006-05-04

『樹の海』


■樹の海 (2004年製作)
脚本:青島武、滝本智行、監督:滝本智行


【ストーリー】
暴力団組織にそそのかされて5億円もの公金を横領、
その後口封じのために殺され、樹海に遺棄された
朝倉(萩原聖人)。しかし朝倉は奇跡的に一命を
取り留めるが、犯罪者と成り果てた彼に行き場はなかった。


【感想】
エピソードが4つのオムニバス形式の映画。
人の生死がテーマ。
富士の樹海といえば、自殺のメッカだもの。


一番好きだったのは、駅の売店に勤務する手島映子(井川遥)
の話。2年前にストーカー行為で銀行を辞めた映子は、
あまり売れない「ネクタイ」が売れたことを静かに喜ぶのね。


誰からも必要とされていないと思った映子は、
そのネクタイを持ち樹海で自殺しようとする。
ところが、そのネクタイがほどけ助かるわけだ。
地面に落ちた映子に上からネクタイが舞い降りてくる。


そのシーンはちょっと感動もんでした。
いつか自分を必要としてくれる人が現れると、
生きる希望を持った目が印象的でした。


なんかもっと暗い映画かと想像したけどそんなことなかった。
昼間見る樹海って、癒しの場所っぱく見えました。
緑多いし静かだしね。あくまで昼ですよ。
富士の樹海は、実は生きる希望や勇気を与えてくれる場所
なのかもしれないです。



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コメント

tbありがとう。
生き残った彼女が、自分のネクタイで痴漢に穢れた少女を拭ってあげキオスクでかわりのネクタイを購入した大杉漣と、静かに挨拶をかわしますよね。とても、いいシーンでした。

投稿: kimion20002000 | 2006-05-23 23:52

kimion20002000さん、コメントありがとうございました。

挨拶を交わすラストのシーン、とても心温まる良いシーンでしたね。
機会があれば「五つの赤い風船」の歌う「遠い世界に」を聴いてみたいと思います。

投稿: やまだや | 2006-05-24 00:17

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樹海に眠る想いから、 新人監督も僕たちも自由ではない。 富士山北西麓。「青木ヶ原樹海」とよばれる暗鬱とした溶岩流と原生林におおわれた一帯が、この映画の主人公のようなものだ。年間自殺者3万数千人に達する日本において、「自殺」の名所として、一番にあげられるのが、この地だ。 若手の瀧本監督は、4つの「死」をめぐる群像劇として、この映画を成立させた。映画は独立したオムニバスのようでありながら、連関するシ... [続きを読む]

受信: 2006-05-23 13:32

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